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ぜひ知っておきたい!葉酸の必要摂取量

葉酸はいったいどれくらい摂取する必要があるのか

葉酸の必要摂取量はどのくらい

成人が1日あたりに摂取するように推奨されている葉酸の量は、240μgです。
と言われてもピンときませんよね。
実は和食中心の献立を意識して食事を通常通りに食べるように心がけるだけで、健康な成人なら葉酸240μgは十分に摂取できると言われています。

ところが妊活中の方や妊娠初期の方が必要とする400μgとなると、なかなかノルマは達成できません。
ざっと考えても通常の倍近くの葉酸を摂取しなくてはならないわけですから、意識して食材を選ぶ必要が出てきます。
でも、なぜそれだけ多くの葉酸を摂取しておく必要があるのでしょうか?

そもそも、なぜ葉酸が必要なのか

なぜ葉酸が必要なのか

葉酸がなぜ妊娠のお守りと言われる成分なのか、それには葉酸が細胞分裂のときに欠かせない成分だという事が最も大きな理由の一つにあげられます。
妊娠初期のプレママのお腹の中では、目まぐるしい速さで細胞が分裂・分化してヒトの形になっていくのですが、パパやママから受け取ったDNAデータをエラーのないままコピーしていくときに欠かせないのが葉酸なのです。

DNAには人が生物として生きていくための情報がギュッと乗っています。
呼吸はどのようにするのか、心臓はどうやって動くのか、血液はどうやって流れるのか…生まれたばかりの赤ちゃんが誰に教えてもらわなくてもそれが出来るのは、葉酸の助けによって細胞の分裂が正常に進められた結果なのです

そんな葉酸の働きの中で、特に知られているのが、二分脊椎症をはじめとした神経管閉鎖障害の予防効果です。
と言っても、私も知らなかった病名でしたので、詳しく調べてみました。

二分脊椎症とは、脊椎(首の骨から尾てい骨までを含む、背骨よりも範囲の広い部位)が妊娠初期に形作られるときに、うまく閉じずに神経がむき出しになってしまう先天性異常です。

本当は脊柱にしっかり包まれて守られるはずの神経が露出してしまうので、歩行障害や排尿・排便障害が起きる可能性があります。
重篤な場合は体の外に神経が露出して生まれてくる場合もありますし、一見すると二分脊椎症とはわからずに大人になってから症状が出て発覚するケースもあるのです。

また脊椎の上部で神経管がうまく閉じない場合には、脳自体がきちんと形成されない可能性がとても高いのです。
この場合でもっとも重篤な症状は、胎児の無脳症です。
無脳症の赤ちゃんの多くは、残念ながら流産・死産・誕生死という悲しい運命を背負うこととなるのです。

可能性のあるケガや事故をなぜ予防しないのか?

葉酸を摂取しないことは

赤ちゃんを車に乗せる時に、チャイルドシートにのせないパパやママはいないでしょう。
また、もし室内で幼児が動いているときに、周りの大人は危険なものを遠ざけて事故が起こらないように注意するはずです。

葉酸を妊娠初期にしっかり摂取しておくことは、産まれてくるわが子に起きてしまうかもしれない危険を予防し、安全に守ってあげる事だと感じました。

妊娠に気が付くのは早くて妊娠5週目!それから葉酸摂取では遅すぎます

葉酸は妊娠初期の細胞が分裂するときに大量に使われます。
葉酸が特に必要と言われるのが妊娠7週目までなのですが、実は7週目位の時期はまだ妊娠に気が付かない方も少なくありません

というのも、妊娠の週数は直前の生理が始まった日から数えるからなのです。

生理が始まってから平均14-16日目に卵子が排卵され、精子と出会ってから1週間ほどで子宮に着床し、やっと妊娠が成立するのですが、この時にはすでに妊娠3週目となっています。

妊娠5週目というのは、通常の生理周期が1週間ほど遅れているかな?という時期なので、案外忙しくしているうちにあっという間に妊娠7週目は経過してしまっていた…なんてことも、妊娠初期には良くある事です。

本当に葉酸が必要な時期を見逃さないためにも、妊活中の方は常に妊娠時必要摂取量の400μgの葉酸を摂っておく必要があるのですね。