1. ホーム
  2. 葉酸の基礎知識
  3. ≫葉酸の取りすぎにまさかの危険

葉酸の取りすぎにまさかの危険

注意したい葉酸の摂取方法とは?

赤ちゃん待ちをしている方にとって葉酸を摂取することは欠かせない妊活の一つです。
というのも葉酸は卵子と精子を老化から守り、子宮内膜を充実させて厚みを持たせ着床しやすくしてくれる心強い栄養素だからです。

また、妊娠初期に葉酸を摂取しておくことで、赤ちゃんの神経管障害のリスクを70%も減らせることが医学的に証明されています。

ところがそんな葉酸も摂りすぎることで健康被害が起きる可能性があるのをご存知でしょうか?
良かれと思って摂取していた葉酸が副作用を起こすかもしれないなんて…
恐ろしいですよね。

ここでは葉酸の過剰摂取でいったい何が起きるのか、そして摂りすぎないために気をつけたいことをまとめてみました。

葉酸の過剰摂取で起きるとされる3つの健康被害

葉酸過敏症

葉酸の過剰摂取が続くと、葉酸に対して一種のアレルギー反応を起こしてしまう場合があります。これを葉酸過敏症と言います。

症状にはじんましん・発熱・痒み・呼吸障害などがありますが、葉酸は水溶性のビタミンですので体の中に蓄積されにくくめったに発症することはありません。
(2013年に内閣府が文書にて葉酸の過剰摂取について正式な見解を発表しています)

ただしあくまでもまれにしか発症しないだけであって、葉酸過敏症になる可能性は0ではありませんので、葉酸の過剰摂取を続けないように注意が必要です。

ビタミンB12欠乏症と亜鉛の吸収を阻害する

妊活中から気を付けておきたい貧血の予防にも葉酸は役立ってくれるのですが、過剰摂取が貧血の原因になってしまうこともあります。それが、ビタミンB12不足が原因の貧血です。葉酸の過剰摂取はビタミンB12の不足を分かりにくくしてしまい、貧血の原因となります。

また過剰な葉酸が行き場をなくし、亜鉛と結合して吸収されにくい物質に変化してしまう場合もあります。亜鉛不足も不妊の原因の一つですので、注意が必要です。

赤ちゃんへの喘息リスク

葉酸を妊娠中に、特に妊娠後期に過剰摂取し続けると、胎児への影響も報告されています。
オーストラリアの研究では、妊娠後期に葉酸サプリメントを決められた量以上に飲み続けると出産後に乳児が喘息になるリスクが約1.3倍になるという調査結果がまとめられています。

葉酸の過剰摂取を避けるには?

葉酸の過剰摂取でのこうした健康被害は、1日あたり1000μg以上を継続的に摂り続けることで起きる可能性があると専門家は示しています。

ただし葉酸は水溶性で熱に弱く、通常の食生活を送っている方では不足することが当たり前の栄養素です。

そのため葉酸のサプリを決められた量の2倍・3倍以上飲むようなことが無ければ、葉酸の過剰摂取をしてしまうことはないと言っていいでしょう。

葉酸だけではなく他のどんなに良いと言われている栄養素でも、過剰摂取は体に様々な悪影響をもたらします。
妊活のお守り、心強い葉酸ですが、きめられた量を毎日コツコツ飲むことが最大の力を発揮してくれることでしょう。